「やった。」自転車世界一周4年3ヶ月の夢 (スライド&トークショー)
〜伊豆日日新聞〜2003.0527記事より 「夢実現させた体験」 ―自転車で世界一周 坂本さん迎え講演会 修善寺で伊豆のへそ― 特定非営利法人「伊豆のへそ」は23日夜、修善寺町生きいきプラザで地域づくり講演会を開いた。子供から大人まで約150人が集まり、自転車で単独世界一周や日本縦断などを行った会社員、坂本達さんから夢を実現させた体験談などを開いた。 地域づくりは人づくりから―と次世代を担う子供の育成を目的に、英語を通して交流活動をしている団体・ラボ黒須パーティーと協働で開催。町が後援した。講師の坂本さんは子供時代に暮らしたパリで見た「ツール・ド・フランス」に魅せられ、以来自転車のとりこに。大学卒業後ミキハウスに入社し、1995年9月から4年3ヶ月、有給休暇扱いで自転車世界一周に旅を実現させた。2002年には自転車で日本を縦断する「夢の架け橋プロジェクト」を展開。現在は人事のかたわら、各地で講演活動を続けている。 自転車で世界をまわりたい―という夢を抱くきっかけとなった子供時代のエピソードを語り、世界一周の旅で撮影した写真をスクリーンに写しながら、「生活が厳しく、おなかいっぱいご飯を食べられなくても子供たちは笑顔を忘れない。きれいな水を飲めることに感動して、感謝している。ちいさなことにも感動し感謝できる子供たちの大切なことを教えてもらった」と話した。 また夢を実現できた理由について「あきらめずに思い続けたから。そしてきろいろな人が助けてくれたから」と語り、自分の夢を応援してもらう“3つの法則”として「あいさつをする」「あたりまえのことはない、という感謝の気持ちをもつ」「個性を出す」をあげた。「自分に出来ることを精いっぱいやること。好きなもの、一生懸命になれるものを探してみつけてほしい」と呼びかけた。集まった子供たちも、坂本さんの体験談と熱いメッセージに聞き入った。 【以上】